CETAC Aridus3™脱溶媒ネブライザーシステムは、誘導結合プラズマ質量分析法(ICP-MS)専用の試料導入アクセサリーです。Aridus3™は、酸化物、水素化物などの溶剤系の干渉を大幅に減らすことができ、分析対象の感度を約10倍程度向上させられます。
Aridus3™は、Aspire™低流量PFAネブライザーと加熱PFAスプレーチャンバーおよびPTFEメンブラン脱溶媒ユニットで構成されます。この組み合わせは、酸化物や水素化物などの溶媒のベース干渉を低減し、分析感度の向上が行えます。
Aridus3™は、地球科学や半導体産業での少量のサンプルや、腐食性のサンプル(例えば、フッ素)に特に有効です。
Aridus3™は、四重極(QMS)、高分解能（HR）、マルチコレクター(MC)、飛行時間(TOF)含む全てのICP-MS装置へ簡単に接続することができます。
サンプル経路(ネブライザー、スプレーチャンバーおよびメンブラン)は、フッ素(FE)を含む全ての酸に耐性のある不活性なフルオロポリマーから形成されています。サンプルに含まれる溶媒は、不活性なメンブランを通過することで非常に低くなり、酸化物(CeO/Ce)は通常0.05%以下となります。